キアゲハ
2001−9
パセリの上は、キアゲハの幼虫のコロニー
パセリの上に終齢幼虫がいたので飼う事にした。
鉢にパセリの株をそのまま植えて あっちこっちに、枯れ枝をさしておく。。
逃げないようにネットをかけた。
コロンした糞が、軟便に変わった。
これが、サナギになるサインだと図鑑にかいてあった。ふむふむ。
図鑑は正しかった。
しばらくして、キアゲハは、気に入った枝を見つけて動かなくなった。
またまたしばらくして、ふっと見たら、のけぞっている。
糸が出ていた。ぐるりとまわそうとしている。
ああ、、デジカメの電池が切れそう。
しかし、がんばれキアゲハ!
う〜〜〜〜〜ん、もう少し。
頭を振りながら大健闘
よし、もう一息
何とか終了?時折、ピクンピクンと体を震わしている。
それ以外は、このままじっとしている。
飼育状況とサナギになった位置
ネットをかけるのは、サナギになりそうな時だけで大丈夫
ほぼ一日たった。2時間くらい前からあたまをこくんとしながら
なにやら少しうごめく様子、、、
と、みると、急に、体をおこしあたまを揺さぶり始めた。
下のほうはすでに、模様がずれ込んでいる。
頭のあたりから脱皮がはじまる
なかなかわかりやすい脱皮である
完全に終わったようだ。
脱皮する間は、体を揺らしてもぞもぞする感じ
抜け殻をポロリ
脱皮完了
出来たてサナギの後姿
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4時間後、反りがだんだん大きくなる。順調にいっているようだ
サナギは、緑の葉などのところでは緑に、茶色の枝などなら茶色になると言う
だいたい4センチ位の大きさ
4時間後の後ろ姿
さあて、羽化はみられるかな?
時折、ピクピクとしたあと、動かなくなった。
10日後あまり変化なし。
外に出してあるのでクモの巣が張っている。
このまま羽化するのか、越冬するのか?
答えてくれないのが悲しい。
2,3日前に、小さな黒い点を発見。
だんだん大きくなる。片側にしかない。
寄生蜂のアオムシコバチかキイロタマゴバチに寄生されているのでは、
という疑惑。とすると、このまま死んでしまうのか?
幼虫に傷があっても点が出来るらしいので、
このまま春までおいておく事に決定。
枝の刺さっているビンを動かす時に、蛹の下につながっている部分が
取れてしまった。困ったと思いながら、一応補強。
紙でわっかをつくって固定した。
3日くらいしてふとみたら、固定の紙がずれている。
蛹は、お尻から何物かを出してもう一回くっつけたようだ。
とととととっところが、、、
片付けをしていて、ふっと転んで手をついた拍子に
キアゲハの蛹がふっとんじゃいました
どこを捜してもない。(大泣)
ご縁がなかったんでしょうか。
どこかで生きていてくれることを祈るのみ。