著作:『蝶の図鑑(www.j-nature.jp)』

2003年11月16日、23日 高知県室戸岬

室戸岬は、なんといっても秋が一番おもしろい!



室戸岬は日本八景にもなっており景勝地としてよく知られています。
また、岬一帯で見られる暖温帯林と海浜植生は学術的価値が極めて高く、 アコウやウバメガシ、アオギリ、ナチシダ等は国の天然記念物にも指定されています。

黒潮が近くを通っているため、冬でも霜が降りず、南方系の蝶も何種類か生息しています。

弘法大師縁の地でもあり、修行を行った場や霊場があることでも有名です。










風力発電風車。

室戸岬は、強風がよく吹きます。





室戸市街

海岸に沿った国道にはハイビスカスやヤシが植えられていて 南国そのものです。冬でも霜はおりません。
←室戸岬灯台

明治32年4月に完成。レンズの大きさは直径2m60cmと日本一です。



中岡慎太郎像

岬最先端に立っている銅像は、中岡慎太郎です。
現在の安芸郡北川村の出身で坂本龍馬とともに近代日本への礎を開き陸援隊隊長として倒幕・開国運動を繰り広げていましたが、1867年に京都河原町の近江屋で刺客に襲われ、30歳にして亡くなりました。




室戸岬漁港

室戸スカイラインから望む青い空・青い海はすばらしい。



国道55号線 ハイビスカス通り



ヤクシマルリシジミ多産場所


室戸岬のヤクシマルリシジミの幼虫の多くはウバメガシを食草としています。



ヤクシマルリシジミ(シジミチョウ科)


室戸岬で見かけるルリシジミの仲間は、ほとんどがこのチョウです。

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アサギマダラ(マダラチョウ科)


秋になると、越冬のためたくさんのアサギマダラが訪れます。また、中継地点として、体力をつけてさらに南の地へと飛んでいきます。 室戸岬でマーキングされた個体が、鹿児島で再捕獲されています。

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サツマシジミ多産場所

室戸岬測候所付近は、サツマシジミを最も多く見かける場所です。 また、越冬のために訪れるアサギマダラもこの付近で多く見かけます。 5月には、ミカドアゲハも多いところです。


サツマシジミ(シジミチョウ科)


秋によく見られます。ヤクシマルリシジミよりもひとまわり大きくて
飛んでいると白っぽい感じに見えます。

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ムラサキツバメ(シジミチョウ科)


ムラサキシジミに混じって飛んでいます。

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