著作:『蝶の図鑑(www.j-nature.jp)』

黄色のシロチョウ科の蝶


モンキチョウ

誰もが知っている黄色い蝶の代表種です。
黄色い蝶はすべてこの蝶だと思っている人も多いでしょう。
開けた草地を素早く飛んでいます。メスは白っぽくなるのでモンシロチョウと間違われることがあります。

キチョウ

草の茂った草むらや山間部の道の脇でヒラヒラと飛んでいます。 ツマグロキチョウによく似ていますが翅の形と模様が違うので採集するとすぐに判別できます。 秋型は、羽の表面の黒い模様がありません。
沖縄地方には、キチョウによく似たタイワンキチョウが生息しています。 見分け方は「タイワンキチョウの見分け方」を参考にしてください。

ツマグロキチョウ
(写真は秋型)

キチョウと同じようなところで見られます。飛んでいる状態では判別が難しいですが、 このチョウは、草の間の低いところを飛んでいます。夏型の羽の裏面は、うすよごれたような模様です。
絶滅危惧種に指定されていて数が毎年少なくなっています。


その他の黄色い蝶


■スジボソヤマキチョウ

高い山地や高原で見られるため、あまり目にすることはありません。
モンシロチョウよりも一回り大きいのですぐにわかります。

■ヤマキチョウ

スジボソヤマキチョウによく似ていますが長野県と青森県の一部にしか生息していません。

■タイワンキチョウ

八重山諸島に行くとタイワンキチョウが生息しています。キチョウによく似ています。
一般には、キチョウは、海岸付近。タイワンキチョウは、山間部の林道などに生息しています。
見分け方は、「キチョウとタイワンキチョウの見分け方」をご覧ください。


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