著作:『蝶の図鑑(www.j-nature.jp)』

ダイミョウセセリの違い


関西型


後翅に白帯があります。

徳島県海部町産

関東型


後翅に白帯が無く、白点もしくは無紋です。

宮城県岩沼市産(写真提供:うさこさん

若狭湾東部と伊勢湾西部付近を結ぶ線より西に生息するタイプを関西型、東に生息するタイプを関東型といわれています。
ほとんどのチョウが、気温などの環境によって翅の色や模様などが異なる場合が多いのですがこのチョウについては、翅の模様は遺伝されます。
関西型と関東型の境界付近では、中間型が見られます。また、南下するに従い後翅の白帯が太くなり、逆に北上するに従い後翅の白点は消失する傾向があります。