Q) 羽化したときに血のようなものが出ました
サナギの体内には、幼虫の時代に蓄えた羽を伸ばすための体液(血液のようなもの)がたくさんあり、羽化したときにその体液を羽のスジに流し込んで羽を延ばします。 羽化の最後に出てくる体液は、余ったものです。 蝶が蛹から出てきて羽を伸ばしたあと、余分な体液をお尻から出しますが、これは蛹便(ようべん)と呼ばれます。この蛹便はたいてい赤い色です。でもこの赤色は決して血液の赤ではありません。 著作:『蝶の図鑑(www.j-nature.jp)』